何故オイルマッサージを取り入れるのか?

こんにちは、いいだです。本日はオイルマッサージについて書かせて頂きます。

これを読んでいる方は「マッサージ」と聞いてどんなものをイメージしますか?

こんなのや

こんな感じではないでしょうかね?

上のイラストのマッサージチェアはこの際放っておいて、下のイラストについてお話すると、これは恐らく「あん摩」や「指圧」の手技を用いたものだと思われます。「あん摩」は「按摩」と書き、もともと中国発祥の手技療法で押したり、揉んだり、叩いたりして生体反応からの治療効果を期待するものです。「指圧」は中国発祥の「あん摩」や欧米の手法なども取り入れて考案された日本独自の手技療法で、基本的には指や掌で身体に圧を加え、生体反応からの治療効果を期待するものです。それに対して「マッサージ」というのはフランスが発祥とも言われており、本来、皮膚に直接触れて血流を改善して治療効果を期待するものなのです。

簡単にまとめると

◆あん摩
・中国発祥。
・身体の中心から末端へ。
・皮膚に直接触れない。

◆指圧
・日本発祥(様々な手法を合わせて体系化された)。
・身体の中心から末端へ。
・皮膚に直接触れない。

◆マッサージ
・フランス(などが)発祥。
・身体の末端から中心へ。
・皮膚に直接触れる(オイルやパウダーなどの滑剤が必要)。

指圧はあん摩の手法なども取り入れていることからあん摩に似通っている部分が多いですが、海外でも「shiatsu」と表記されるように全くの別物と認識されているようです。

簡単な説明でしたが、上記のことを考慮すると「マッサージ」とは本来、

こうではなく、

こういうものだということがお分かり頂けたのではないかと思います。間違った解釈をされそうな2枚のイラストですが、そこはさくっと流します。

日本で「マッサージ」と言っているものの多くは「あん摩」や「指圧」のことだと分かって頂けたでしょうか?恐らく、手技や方法、理論など色々と違いはあるけれども、治療効果を期待できる手法として多くの人がほぼ同じものだという認識を持ち、そういう呼び方になってしまったのかもしれません。現在では「あん摩」「指圧」なんて言っているのはあん摩マッサージ指圧師くらいで、街中に溢れているリラクゼーション店が掲げている「もみほぐし」の方がむしろ市民権を得ているようにも思います。当店でも以前はメニューに「あん摩・指圧」と書いていたこともあるのですが、年配の方からも「よく分からない」とご指摘を受けたこともあり「もみほぐし」と記載するようになりました。ちょっと年配の方なら「あん摩さん」という言葉にも慣れ親しんでいるのではないかと思ったりもしていたので、ちょっと複雑な思いもありますが・・・。

それはさておき、ここからが本題です。「マッサージ」という言葉はよく使われているのに、本当の意味での「マッサージ(分かりづらいので以後オイルマッサージとします)」を取り入れている治療院は一体どれくらいあるのでしょうかね?調べたことがないので私も分かりません。私が住む秦野市にも鍼灸マッサージ治療院は数多くありますが、オイルマッサージを取り入れている治療院は知りません。知らないだけであるのかもしれませんが。(あん摩マッサージ指圧師は本来、業務独占資格であるため、資格のない者はマッサージを生業とすることができません。ただ、ここでは無資格者によるマッサージ類似行為?については言及致しません。)

何故、オイルマッサージを取り入れた治療院がほとんどないのでしょうか?スキンシップが根付いていない地域では皮膚に直接触れる手技に抵抗があるのというのが理由の一つにあるのかもしれません。暑い時期などにジメジメした日本では肌がベトベトになるオイルマッサージは適していないのかもしれません。さらにはオイルの付いたタオルなどの洗濯は大変だし、オイルの付いたタオルを乾燥機に入れると発火する恐れもあるなど、タオルの扱いが面倒くさいことも一因かもしれません。オイルマッサージは施術する側が結構疲れてしまうというのも理由かもしれません。

そんな制限があったり、面倒くさいオイルマッサージを何故当店で取り入れたのかと申しますと、店主である私が一番受けたい施術方法だからです。はっきり言って受けるのは大好きです。背中が張ったりしている時は、手の届く範囲を自分でオイルマッサージしてます。緊張性頭痛のある私は以前から頭痛がしたらストレッチをしたり、首や肩を揉んだり、首周囲に鍼を打ったりしていましたが、ストレッチをして頭痛が改善したことはありません。首への鍼は効くときと効かないときがあるのですが、そもそも首の後ろの刺したいポイントに鍼を刺すのが至難の業なのです。また、首や肩を揉んだだけではあまり効果を実感できませんでしたが、首から腰の辺りまでを手の届く範囲でオイルマッサージをするとほぼ100%の確率で痛みが治まります。ただ、如何せん、人一倍体が硬い私が自分の背中をマッサージするのは本当に大変です。頭痛とおさらばできる確率が非常に高いから頑張れることであって、本来であれば誰かにマッサージしてもらいたいというのが本音です。

さらに、血流を増大させることで血管からは一酸化窒素が産生されるのですが、この一酸化窒素には簡単に言うと「疲労の回復」と「アンチエイジング」の効果が期待できるのです。以前は「疲労物質=乳酸」と言われていましたが、現在は「疲労=活性酸素による酸化ストレス」と言われています。鉄などが酸化して錆びるのと同様に、人間の身体も酸化によって錆びてしまい、「疲労」や「老化」に繋がってしまうのです。ところが、一酸化窒素にはその酸化を抑制する作用があると言われているのです。

血管から一酸化窒素が産生されるようにするためには血流を増やせばいいので、運動をしたり、お風呂に入って身体を温めるのも効果的です。適度に運動をしている人が若々しかったり、温泉で美人になるというのも何となく納得できるような気がしないでもないですね。ところが、運動に関しては「適度に」と書いてあることに注意しましょう。実は過度に運動をしてしまうと逆に酸化が促されてしまうのです。確かに、過度な運動をしている人たちの中には皺が目立つ人もいます。紫外線の影響によるものなのかは分かりませんが、酸化による影響もあるのでしょう。

もうこうなれば、オイルマッサージを受けない選択肢はないと思いませんか?私自身も受けるのは大好きなオイルマッサージを是非、体験してみて下さい。

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