「肩こりとは?」

特に説明する必要もありませんが、首や肩、背中の上部、上腕の辺りに鈍い痛みや違和感がある状態です。欧米では「stiff neck = 硬い首」と表現されるようで、肩こりがどんなものなのか理解しづらいようです。しかし、日本で言う肩こりと一緒でしょうね。

「原因は?」

良くない姿勢(スマホやPCの作業でうつむく姿勢が長時間に渡るなど)であったり、目の使い過ぎ、運動不足、冷えなどにより肩周囲の筋肉が緊張して血流が悪くなることが挙げられています。また、精神的ストレスによって自律神経が乱れることでも筋肉の緊張が高まります。

「注意すべき肩こり」

関連痛、放散痛という言葉を聞いたことはありますか?最近はテレビで健康番組も多数放映されているため、ご存知の方も多いかと思います。関連痛は病気の原因部位とまったくかけ離れた部位に現れる痛みのことを指しており、狭心症や心筋梗塞が起きた際に心臓だけでなく左肩に痛みが出ることもあるのです。これをただの肩こりだと思いこみ、放置してしまうと大変な結果を招くこともあるので注意が必要です。関連痛による左肩の痛みは肩を動かさなくても痛むため、一つの目安として下さい。

「対処法」

肩こりは肩の筋肉が緊張してしまっている状態なので、緊張をほぐすことが必要です。ストレッチや軽い運動、入浴で体を温めることなどが有効だと言われています。

しかし・・・

私自身も肩がこり、頭痛も併発します。そして、頭痛が起こるとストレッチをやっても効果なし、軽い運動は頭が痛くてできません。入浴で軽減することもあれば効果がないこともあります。こうなると痛み止めの登場です。幸い、私は薬としてはあまり強くないと言われている市販の「バファリンA」が良く効きます。バファリンには痛みを抑える効果は当然ありますが、血液がサラサラになることで血行も改善されるのでしょうかね。

しかし・・・

「バファリンA」を飲むタイミングが遅いと1回の内服では効果が出ないことも多いです。大抵の場合、「あ、今日は頭が痛くなりそうだ」という予感が数時間前にはするので、頭が痛み始めて時間的に余裕があれば、内服しちゃいます。

ただし・・・

「今日はたいしたことないだろう」と思って内服しないこともあり後悔することは多いです。他の人であれば薬の飲み合わせや胃が弱い人などで痛み止めの内服を極力避けたい人もいるかと思います。

「肩こりからくる頭痛の対処法」

自分で肩や首を押したり揉んだりしても、なかなか頭痛が軽減した試しはありません。指圧は基本的に「垂直圧」が必要ですし、あん摩にしても垂直に近い方向からの圧を掛けることが大事であるため、自分であん摩や指圧をするのは苦労します。無理して力を入れるから肩もみのせいで肩がこるという悪循環に。他人の肩を揉むように自分の手で反対側の肩を揉もうとしても、他人の肩を揉むときのようには上手く筋肉をつかむことが出来ません。肩は人に揉んでもらうように出来ているのか?と思えるほどです。
そんなときには「オイルマッサージ」です。オイルなしでも出来ますが、オイルを付けると首や肩周りの筋肉を比較的楽に刺激することができますし、皮膚を傷つけることもありません。自分で揉むため非常に強い力は掛けられないので安心です。多少の揉み返しが来てもいいや、という気持ちで痛みのある部分やその周辺を揉むと痛みが治まるかもしれません。案の定、翌日は軽い揉み返しが来ましたが・・・。

「予防法」

様々な予防法が紹介されているにも関わらず、日本人の多くは肩こりに悩まされている状況です。ストレッチや定期的な運動を紹介したところでそれらがどれだけ効果があるのかは不明です。そもそも、体が柔らかい人の中にも肩こりの人はいるのです。だからと言ってストレッチはしなくていいよ、という訳ではありません。体を柔らかくして、関節の可動域を広げればそれだけ筋肉は多く動き、それに伴って血行も改善しやすくなると思うので、ストレッチはやった方がいいです。
後は、マッサージや入浴で血行を良くすることをお勧めします。マッサージも入浴も血行が改善されることは確実ですが、もう一つ共通点があります。副交感神経が優位になることです。腰痛もそうですが、肩こりも精神的な状態が非常に関係しており、過度なストレスは肩こりの原因にもなります。是非、リラックスできる時間を設けましょう。くれぐれも苦行のような熱い湯に入ることは避けて下さい。

ちなみに経験上、肩こりには鍼も非常に効果が高いと思います。肩こりからくる頭痛も、上手くいけば痛みがあっという間になくなることもあります。