「五十肩とは?」

肩関節周囲炎のことを言います。原因はまだ明らかにはなっていませんが、肩関節にある上腕骨を包む関節包や肩と上腕をつなぐ筋肉や腱が何らかのきっかけで炎症を起こし、痛みが発症するものです。

「経過は?」

炎症期・拘縮期・回復期と3つの段階を経ます。炎症期は文字通り炎症を起こしている時期(2週間程度)で、運動時痛・安静時痛・夜間痛が出現する。これって常に痛いわけですよ。この時期には痛み止めで我慢あるのみ。場合によっては手術などもあるらしいですが。
続いて拘縮期(その後6か月程度)。炎症期で運動時痛があるため、腕を動かさなくなります。動かさなくなると関節の動きに支障が出てきます。動かないわけではないのですが、動かし方によっては痛みが出る為に、動かしたくなくなります。重いものを持ったりして負担を掛けるのもいけません。
最後に回復期(その後6か月程度)。次第に痛みも落ち着いて、痛みが出る状況も少なくなり、自然に治癒します。ただ、状況によっては腕を動かす範囲が狭いままになっていることもあります。

「どうすればいい?」

炎症期。耐えるのみ。あまりに酷ければ他の疾患との鑑別も必要でしょうから、病院にかかって医師に相談しましょう。
続いて慢性期。痛みと相談しながら肩関節を動かすようにします。コッドマン体操(アイロン体操)がお勧めです。
続いて回復期。やはり痛みと相談しながら、積極的に肩関節を動かしましょう。

「経験談」

私は30代で五十肩を経験しています。炎症期はとにかく辛い。じっとしてても痛く、夜寝ている時にもひどく痛むもんだから本当に眠れません。薬は頭痛の時以外は好んで飲まないため、耐えるのみでした。ですが、そんな炎症期も何とか乗り越えました。
しかし、痛みが完全に治まったわけではありません。慢性期はジワリジワリとした痛みが続いたり、ちょっとした瞬間に激痛が走るもんで、常にビクビクしながら生活してました。それでも、寝ている時の激痛がなくなったので万々歳なのですが。で、その時は鍼灸マッサージの学生だったので、学友に指圧してもらったりもしました。しかし、揉んでるときは良いのですが、効果は長くありません。そんなある時、学友に肩関節の動きを左右で見比べてもらったのですが、痛みの出ているほうの肩甲骨がほとんど動かせていないと指摘されました。腕を挙上するには、肩関節は動きの2/3(120°程度)を担っておりますが、残り1/3の60°程度は肩甲骨が動かなければいけません。しかし、その肩甲骨がほとんど動いていないという状態だったのです。なので、腕を挙上するにはまず肩甲骨を動かすように意識したところ、あら不思議!その日以降、痛みの出現頻度が激減しました。普段のジワリジワリくる痛みもあまり気にならなくなったのです。
アイロン体操もしていたし、自分では普通に動かしていると思っていた部分も、運動時痛を恐れて動かさなくなっていたんですね。

「結論」

五十肩の慢性期・回復期はきちんと肩甲骨を動かしましょう。